HTMLメールの是非(1)
企業のメルマガなどでよく使われているHTMLメール。
通常のWEBページより制限があるものの、視覚的に訴えやすくなるので、よく使われている。
携帯電話であれば、「デコメ」という名称でHTMLメールのやり取りを出来る機種もある。
だが、セキュリティ的に問題視されている点が多いのも事実。
まぁ知ってる人も多いと思いますが、何が一体問題なのか、ざらっとまとめてみます。
この問題は今に始まったことではなく、だいぶ前から議論されてます。
2003年の記事ですね。
HTMLの問題点について解説し、使わない設定にしましょうと促しています。
古い記事だし、今は問題なくなっただろうかというと、そんなことは全然ないです。
例えば上記記事の「プライバシー上の問題」。
具体的にはHTMLメールの中に、送信するユーザ一人一人に対してすべて異なるURLを持つ、サイズ1×1の透明GIF画像へのリンクを書き込んでおくという手法が使われます。
たとえば「hogehoge@usoyonen.com」に対して「123456789.gif」を割り当てておいてアクセスを見張り、「123456789.gif」にアクセスがあれば、「hogehoge@usoyonen.com」を持つユーザがHTMLメールを見たことがわかる、という仕組みです。
(中略)
上記の手法を使った迷惑HTMLメールを開いてしまうとそれだけで、迷惑メールに返信したのと同じ結果になってしまいます。
これは今でも充分可能な手法ですし、問題は何ら改善されていません。
メーラーによって、デフォルトではHTMLメール形式のメールを表示しないようになっていたりしますが、根本的な解決には全くなってません。
じゃあ何でHTMLメールを使うのか。
一番大きい理由は知らないからだと僕は思います。
PCではメールとインターネットだけしかやらない、という人の多くは知らないでしょう。
だからまかり通っているのです。
おかしな話しだと思いませんか…?
(続きます。続きはまた後日)
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