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肩書きは嘘をつく

この記事は3年以上前の記事です。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

僕は社会人になったのが遅いのであまり偉そうなことは言えないのですが、世の中そんなもんなのか?とちょっと驚いたことがあり、書き記してみたいと思います。

「デザイナー」って誰のこと?

先日たまたま目に入った下記の記事を見ていろいろ考えました。

デザインする上で大切にしていること | デザイナーのイラストノート

こちらはデザイナーさんがデザインを作るとき、こう考えるとよりよいものが出来ると思うよ!というお話です。
内容については大変頷けることですし、素敵なことだと思います。
しかし、こういうの読んでていつも、デザイナーって一言で言うけど、一体誰のこと?って思うんです。
デザイナーとはこういう人だ!って定義していないので、読んだ側がなんとなく「あ、これ自分のことかも!」と推測しているように思うんですね。
自分はデザイナーだと思う人が勝手に受け取ればいい話なのかもしれませんが…

肩書きの意味

役者時代によく、「役者なんて、そう名乗れば誰でもできちまう職業だ」なんてことを冗談めかして言っていましたが、それと同じようなことが実社会でもあるんじゃないかと感じることがあります。

関連する資格はいくつかありますが、これを取得していないとwebデザイナーとしてやっていけない、みたいなものはないですよね。
かと言って、親方に一人前として認められないと独立出来ない、みたいなこともあまり見かけません。
プロとして誰かに対峙することが出来る基準が存在していない職業の場合、そう名乗れば成立してしまうような状況はしばしばあるものです。

僕は名刺に「システムエンジニア」と書いてありますが、最近は企画営業や制作ディレクション的なことをすることが多いので、肩書きだけでほんとにシステムエンジニアですか?って聞かれると、それもやりますけど、他のこともいろいろやります、と答えてます。
肩書きを変えようかとも思ったんですが、よくわからないので未だに名刺はシステムエンジニアになってます。

肩書きとスキル

「あ、あの人プログラマだからこの仕事頼もう!」「あの人はデザイナーって言ってたし、この仕事ならお願いできるかな?」と思って頼んでみたら全然ダメだった、みたいな話があります。
この手の話で、お願いされた側に「それデザイナーがやることの範疇超えてるよね」という受け取り方をされるケースが自分の周りでしばしば発生していました。
じゃあ頼む側の期待値が大きすぎただけかというと実はそうでもなくて、「プログラマって言ったらここまでやってくれるもんだよね」という割と具体的な職能を肩書きから想定していることが、すれ違いの原因になったりしていました。

今回見かけたブログ記事の話ってまさにそれで、「顧客からの修正を読み込み、意味を翻訳して、デザインに落とし込む」作業って、誰の仕事だろう?って思ったんです。
この記事を最初に読んだとき、場合によっては「これってアートディレクターの仕事だからデザイナーの仕事じゃないよ、って言われそうだな」と思っちゃったんですね。
特に僕はシステム寄りの仕事をしてきたせいで、デザイン方面の感覚値に疎いだけなのかもしれませんが、実際似たようなことがあったので、直感的にそう思いました。
だから、余計に「これは誰に向けた記事なんだろう」と感じた次第です。

特にまとまってないけどまとめ

結局のところ、肩書きは「その人ができることを端的に、断片的に表現する立ち位置の説明」でしかないので、その人の全てを表現しているわけじゃありません。
このスキルが出来ない人はそう名乗るなということも出来ませんので、肩書きとは嘘であるくらいに考えた方がいいのかもしれません。
最終的には、「○○さんと仕事している」という状態(対個人)に落ちる話だと思うのですが、なんかそれに踊らされちゃうことってあるなぁと思いました。

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